2009年10月25日

富士見高原の赤い実青い実

 富士見高原では、アオハダ、サワフタギ、ズミ、ダンコウバイ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ノイバラ、ムラサキシキブ、ヤマガシュウなど、カラフルな実を付けている木がけっこうあって、目を楽しませてくれました。

 

アオハダ(モチノキ科)

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サワフタギ(ハイノキ科)

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ズミ(バラ科)

 多くの実が黄色で赤は少しだったので、色が抜けて黄色になったのかなあと思いましたが、図鑑を見ると、黄色に熟すものもあるとのこと。

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ダンコウバイ(クスノキ科)

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ツルウメモドキ(ニシキギ科)

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ニシキギ(ニシキギ科)

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ノイバラ(バラ科)

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ムラサキシキブ(クマツヅラ科)

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ヤマガシュウ(ユリ科)

 黒い実がついていたので、遠目にシオデかなあと思って近づいてみたら、鋭い刺がたくさん付いていました。引き寄せてよく見ようと思っても、刺の間隔が狭くて持てるところがみつからず、できるだけ刺のないところに触れたのですが、チックと痛かったです。図鑑をみたら、ヤマガシュウでした。

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 前日行った入笠山では、ナナカマドの赤い実が目立っていましたが、富士見高原の彫刻の森では、目につきませんでした。

入笠山のナナカマド

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富士見高原の紅葉

富士見高原の彫刻の森に行ってきました。
カラマツがメインの林に彫刻が30程展示されていました。斜面をかなり歩いて登ったところにあるので、訪れる人も少なく、静かでいいところでした。
カラマツの黄葉は盛りを過ぎていましたが、ダンコウバイがたくさんあり、黄色に輝いていました。ヌルデの紅葉も、黄色から朱色へのグラデュエイションが見事でした。

ダンコウバイ

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ヌルデ

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2009年4月19日

イチョウの雄”花”

 やさしい緑色の新葉をつけたイチョウの中で、なにやら色合いが違うイチョウの樹が目につきました。近づいてみると、短枝の先に、鈴なりに雄”花”を付けていました。

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 雄”花”といってもほんとうの花ではなくて、花粉が入っている袋が2つ付いた雄しべ状のものがたくさん集まったものです。この花粉の袋が付いている先端の形がいろいろで、この部分はなんだろうと不思議に思っていたら、下のようなものがありました。

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 奇形の葉のようなものの先に花粉の袋がついていました。もとをたどれば、葉なんですね。

 そこで調べてみたら、雄しべ状のものは、花粉の袋をつけた鱗片葉で、雄”花”というか雄花序に似ている鱗片葉の集まりを、正式には、「雄性胞子嚢穂」と呼ぶのだそうです。確かにそういう目で見てみると、イチョウの未熟な「雄性胞子嚢穂」は、ツクシの頭の部分に似ていますね。

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2009年4月10日

カラスザンショウの葉痕と冬芽

 4月も3分の1が過ぎ、新芽、新葉の季節ですが、おもしろ顔を発見したので、ご紹介します。

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 カラスザンショウの側芽です。頂芽は、葉を展開し始めていましたが、側芽はまだでした。もしかしたら、頂芽や先端に近い芽にトラブルがあったときでないと出ない芽なのかもしれません。

 カラスザンショウの冬芽と葉痕は、葉痕が丸くて大きく白っぽいことが多いので、写真に撮ると白っぽくなってしまったり、ボヤッとした感じになってしまうことがほとんどで、難しいです。

 クッキリした写真を撮ろう、今度こそと思いつつ、4枚とも今ひとつでした。写真のできは不満足なのですが、表情がおもしろいので、アップしてみました。

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2009年4月 2日

気の早いオオムラサキの花

 道を歩いていて、目の端にピンク色のものがひっかかりました。

 歩道の横は、オオムラサキの植え込みになっていました。なんと地面すれすれのところで、オオムラサキの花が咲いていました。その前後にも、やはり地面すれすれに膨らんだつぼみの姿がありました。植え込みの上の方は、当然のことながらつぼみはまだ膨らんでいません。

 どうも南東向きで日当たりがよい上に、地面からの放射熱で、早合点してしまったようです。

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今年もタブノキの花

  タブノキが新芽の展開を始めましたね。大きく膨らんだ芽からつぼみが顔を覗かせていました。もう開花しているものもありました。濃い緑の葉の上で、薄黄緑色の花束のようです。

 サクラと違ってほとんど注目されませんが、私には、本格的な春を感じさせてくれる花です。

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小さな花をよくみると、黄色い雄しべの他に、オレンジ色の蜜腺が目立ちます。蜜に引かれて、ハナアブなどのかわいいお客さんが来ていました。(写真には写っていませんが・・・)

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2009年3月20日

こんなところにシナミズキ!

 ソメイヨシノの蕾が膨らんできました。春本番ですね。トサミズキやヒュウガミズキの花も次々に咲きだしました。近所で咲いているさわやかなレモン色の花に思わずカメラを向けて、あれ? ずっとトサミズキだと思っていたのですが、よくみると、雄しべの葯が黄色でした。1つの花序についている花の数も多いです。数えてみたら11個程ありました。↓Sinamizuki0903172

 トサミズキの雄しべは、葯が少し黒みがかった赤色で、花弁より長いので、花弁の先から赤い葯が顔を出しています。↓02ts_2

 葯が黄色だということは、トサミズキではないということになります。

 同じ仲間のヒュウガミズキは葯が黄色ですが、普通、1つの花序につく花数は1~3個程ですので全然違います。↓B03ts

 ウーンなんだろう? もしかして、キリシマミズキかも・・・?と図鑑を見てみたところ、キリシマミズキは、葯はj黄色ですが、1花序につく花数は5~9で花序の軸は無毛ということです。無毛どころか毛がフサフサですので、キリシマミズキではありませんでした。

 手持ちの図鑑には該当するものは載っていませんでした。じゃあ、なんだろう? あれこれネットで調べた結果、花数の多さ、雄しべが花弁より短くて葯が黄色いこと、仮雄しべが2裂していること、毛深いこと、柑橘系を感じさせるさわやかな香りがすること、小石川植物園のシナミズキによく似ていることなどからシナミズキだろうという結論に達しました。

 よい香りがするので、園芸の方では、カオリトサミズキ、ニオイトサミズキと呼ばれているようです。

 それにしても、シナミズキは造園樹木としてそんなに出回っていないと思っていたので、花数が多いから、ヒュウガミズキじゃなければ、トサミズキと決めつけて、よく見ていませんでした。反省!

 

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2009年1月26日

おもしろ顔の冬芽をゲット!

先日、日比谷公園で撮ったセイヨウトチノキの冬芽の写真を見てみたら、かわいい顔が現れました。制帽をかぶったしっかりものの婦警さん!という感じです。わきに付いている小さな葉柄が帽子のつばにみえます。これまでにゲットしたおもしろ顔のなかでも5指にはいるヒットでした!

2 セイヨウトチノキの冬芽

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2008年4月25日

ハナミズキの花 あれっ?

ハナミズキの花が、咲き出しました。きれいですね。毎年、見慣れている花ですが、思わずカメラを向けてしまいます。

写真を撮った時は気が付かなかったのですが、パソコンで見てみると、中心にある本当の花の中に、花びらや雄しべが5つあるものがありました。

下の写真の中央と右下の花がそうです。下辺に写っているつぼみ2つのうち、左側のものもどうも5弁になりそうです。

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ハナミズキの花は、普通、花びらも雄しべも4つですし、外側にあって花びらのようにみえる苞葉も4枚と、4が基本になっているのに、どういう風の吹き回しでしょうか。

そもそも花びらの枚数って、どのようにして決まるのかな・・・。ハナミズキの葉は対生だから花びらや雄しべが2の倍数の4が基本というのは、もっともだという気がするけれど、ウツギの仲間などは、葉は対生なのに、花の方は花びらが5つで5が基本になっているし・・・。

植物にとっては、たまたまそうなっただけなのかもしれませんが、考え出すと、わからないことがいっぱいあります。

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2008年4月23日

タブノキの花

タブノキがぐんぐん新芽を展開していますね。

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赤み帯びた新葉と内側の芽鱗が花のようできれいです。

ほんとうの花は、新葉と同じ黄緑色をしているので目立ちませんが、咲き始めています。

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直径1センチほどの小さな花ですが、近くでみるとどことなく品があって、好きなです。

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オレンジ色の腺体がアクセントになっていますね。

雌しべや雄しべの付け根あたりには、蜜がたっぷりたまっていました。

蜜を目当てにミツバチがやってきていました。

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お腹の上側が、オレンジ 色でなくて、黒っぽいので、もしかしたらニホンミツバチかもしれません。もしニホンミツバチなら、近くには、ニホンミツバチが巣を作れるようなウロのある大きな木はないのに、どこからくるのでしょうか。

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