ハランに花が、実が!
ハランは、普段から見慣れているものなのに、恥ずかしいことに、花が咲くとは、全然思もよりませんでした。知人からハランの花の話を聞いて、ハランがあるところに行った時に、試しに株元を覗いてみました。
そうしたら・・・、覗いたとたんに、地面の上に、ころんと緑の丸い玉が見えました。え、これ実!
実があるということは、花が咲いたことがあるということで、どうして、今まで気が付かなかったのかなあ・・・、もう花は終わってしまったのかなあと思いながら、さらに葉を持ち上げながらあたりを覗くと、今度は、紫色のものがありました。
あった! へー、これがハランの花! ちょっと雰囲気がカンアオイの花に似ています。ひとつ目に入ると、ここにも、そこにもと見つかりました。結局、だいたい30×80cmの株に7個ほど咲いていました。枯葉をかき分けてもっとよく探したら、もっとあったかもしれません。
それにしても、今までだって、草取りをしたり枯れた古い葉を取り除いたりして、けっっこう株元を見ていたはずなのに・・・・。 意識して見ないと、目に入らないものなのですね。
花は、花披の先が8裂になっています。でもそこから先、どういう構造になっているのか、見ただけではよくわかりません。ネットで検索してみましたら、すごく詳しく観察していらっしゃる方がいらっしゃいました。http://homepage2.nifty.com/hih/haran.htm どんと花の真ん中に拡がっているのは花柱で、その下に空間があって、雄しべはそこに隠れているということです。花柱も4数性のようで、ユリ科って3数性だけではないのですね。
花と実をひとつづつもらって来ました。知人に見せた後、切って中を見てみようと思います。
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コメント
ハランの花がカンアオイの花に似ているというのは
よい所に気がつかれましたね。
なんで、こんな地際に花が咲いているのかと、私も
以前疑問におもったのですが、なんと蝸牛媒花と言
って、かたつむりが花粉を運ぶのだそうです。。
他にも、オモトやネコノメソウなどがそうだそうですよ。
投稿: Toris | 2010年4月24日 21時56分