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2008年6月16日

ミニ田んぼで出合った小さな生き物

公園での観察会の下見で、水が張られた小さな田んぼの中をのぞいてみました。と、なにやら、ちょこまかと動いているものがいました。網ですくってみると・・・。

大きさは1cmほどです。最初、イトトンボのヤゴだと思ったのですが、虫眼鏡でよくみると、からだの横に鰓が出ています。カゲロウの仲間の幼虫でした。Photo_3

次は、体長が5mmほどです。エサキコミズムシというカメムシの仲間でした。オールのよう前足でスイスイと泳ぎます。S_2

次は、体長3mmほどの小さな虫です。クルクル動きまわってじっとしてくれないので、なかなか写真が撮れません。水を減らしてなんとか撮れましたが、残念ながらピンボケです。こちらもカメムシの仲間のチビミズムシの1種のようです。以前、葛西臨海公園の護岸を潮だまりにいたチビミズムシの1種ととてもよく似ています。Photo_4

さらに小さな2mmほどの虫がいました。こちらもチビミズムシの仲間かと思っていましたが、実態顕微鏡でみたら、なんと甲虫でした。調べてみたらチビゲンゴロウという名前のグループがあることがわかりました。模様もそっくりだし、他にそれらしいのが見つからないので、チビゲンゴロウの仲間のようです。小さな虫がこちらもクルクル泳ぎ回って、なかなか写真が撮れません。写真にはうまく写っていませんが、おしりに小さな泡をくっつけて泳ぎまわっています。

Photo_5

こんなに小さな虫達が水の中にいるなんて驚きです。

1~2mmの小さなものもいました。チョコチョコ動いたり、ヒメモノアラガイの死骸に群がっていたりしていました。すくって実体顕微鏡でみたら、二枚貝の貝殻のような殻をもっていて、殻の間から触角を出して いる甲殻類のカイミジンコ(カイアシ)の仲間でした。

Photo_7

他に、ユスリカの幼虫のアカムシや、ボウフラ、オニボウフラもいました。

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