春の妖精たち
昨日、目黒の自然教育園に行って来ました。春の山野草が咲きはじめていました。武蔵野植物園コーナーでは、可憐な春の妖精たちに出会えました。
↑ユキワリイチゲの群生は、ちょうど満開で見事でした。ラッキー!
アズマイチゲは、一輪一輪少しずつ離れて咲いていました。白の清楚さの中に華やかさもあり、素敵でした 。↓
キクザキイチゲは、一輪だけ、ちょっと寂しげに咲いていました。↓
フクジュソウは、太陽の光を浴びて、輝いていました。↓
花の中をみると、4種とも雄しべ、雌しべは多数です。花の中央に、短い花柱と緑色の子房の雌しべがたくさんかたまってついています。その周りに、長い花糸の雄しべが華やかな感じです。
ユキワリイチゲ
ところで、ユキワリイチゲ、アズマイチゲ、キクザキイチゲなどAnemone属の花の花びらに見えるものは、花弁ではなく萼片とのことです。横からみると、確かに萼状のものがみあたりません。
なるほど、一見すると花びらにみえるけれど、一番外側にあるから萼ということなんですね。ツボミの時に花を保護する役割と花粉媒介者を呼び寄せる役割が分化していないということのようです。”花びら”をみると外側と内側と少なくとも2重にはなっています。どうして、ユリの仲間などでは「花披」で、ユキワリイチゲなどでは「萼」になるのでしょうか?
フクジュソウをみると、萼がついていました。
フクジュソウは、Adonis属で、ユキワリイチゲなどのAnemone属とは違うので、同じキンポウゲ科で花も似ているけれど違うのですね。
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