フッキソウの花-はて?
今日は、本当に暖かでした。近くの公園に行ってみると、ジンチョウゲの花が咲き始めていて、あたりに良い香りがひろがっていました。ミツマタの花は、頭をもたげて、今にも咲きそうです。トサミズキは満開、マンサクはそろそろ終わりでしょうか。地面に目を向けると、白い花が目につきました。フッキソウが咲き始めていました。
先に茶色い葯がある雄しべが目立っています。最初にフッキソウの花を見たときは、それが雄しべだとはわかりませんでした。いやに細長い花びらだな~、雌しべや雄しべはどこ?という感じでした。細長い花びらではなく、雄しべそのものとわかったときは、ヘエー!とビックリでした。雌花はめしべのみで、上の写真ではよく見えませんがたくさんある雄花の下の方に数個ついています。雄しべはまだ花粉をだしていない状態です。雌しべの方は、柱頭の先が閉じているものから、ふたつに開いたもの(下の写真の左下のもの)までありました。
帰宅後、写真をみていて、はて? 確か、フッキソウって花弁がないはずなのに、花弁状のものがあるようにみえます。 「牧野新日本植物図鑑」を見てみると、「花は4個の萼片があり花弁はない。」と書かれていました。でも、写真をみると花披状のものが2重になっていて、私には、花弁と萼に見えるのですが・・・。正解をご存知でしたら教えてください。
※2種類の花披状のものと思っていましたが、外側のものは苞かもしれません。(2007.3.11追記)
不思議といえば、フッキソウは、花の後、それ程間をおかずに、もう翌年のための花序をつけます。下の写真のように6月頃には、もうつぼみとよんでもおかしくないほどになっています。その後9ヶ月間近く、そのままの状態を続けるわけで、その間、虫や動物に食べられたり、折れてしまったりといろいろ危険なめにあいやすくて不利じゃないかしら、ちょっと気が早すぎるのではと思うのですが、どうしてなんでしょうね。
↓(昨年6月に撮ったもの)
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