樹の上にオカリナ?
先日、知人と歩いていましたら、知人が、ヤマボウシの枝に、泥の塊をみつけました。地上2.5m位のところです。なんだろうとよく見てみたら、穴が数個開いていました。オカリナに似ています。
(2005.1.28)
きっとハチの巣だろうということで、二人の意見は一致しましたが、どういうハチなのかまでは、わかりませんでした。
帰宅後調べてみたら、スズバチの巣 でした。この巣が土鈴に似ていることからスズバチ(鈴蜂)と名前がついたようです。なーるほど、私がオカリナに似ていると思ったのももっともだ、と一人で合点です。
スズバチ? スズバチってそういえば・・・・、確か・・・と記憶をたどると、昨年の夏、この近くでスズバチと出合っていました。
スズバチは、泥で小さな丸い育児室を作り、そこに捕らえた蛾の幼虫を動けない状態にして運んできて卵を産み付けたあと、出入り口を泥で塞いだものを何個か並べてつくり、さらにそれらを泥で覆って1つの塊にするそうです。泥の子供部屋の中で卵から孵ったスズバチの幼虫は、母親が用意してくれたエサを食べて育ち、翌年の7月ころ羽化し、穴を開けて出てくるそうです。昨年、私が見たスズバチは、この巣から巣立った一匹かもしれませんね。
そして、ということは、このスズバチの巣は、おととしからここにあったということに!横を何回も通っているのに、これまで全然気が付かなかったなんて!(v_v) ちょっとショックでした。
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