籠に入ったカリガネソウの実
19日に行った自然教育園の話の続きです。
秋におもしろい花を咲かせていたカリガネソウが、すっかり茶色くなった状態で、倒れず残っていました。枝の先には、小さなかわいい籠のような、うす茶色になった萼が残っていました。もう中に入っていた実は落ちているだろうなと覗いてみると、4個に分かれた黒い実がしっかり残っていました。一見種のように見えますが、種が直に見えるはずはないので(ジャノヒゲのような例外もありますが)、シソ科と同じように分果だと思います。
左の”籠”の中には実が3個しかありませんが、写真を撮る時ににちょっと触れたら1個落ちてしまいました。いつごろ熟すのでしょうか? これまで風の強い日もけっこうあったと思うのですが、よくぞ落ちずに残っていたなあと思いました。
カリガネソウの花はこんな花です。とても変わった形で、雄しべと雌しべが、上に突き出ています。花粉を媒介するのは、どんな昆虫でしょうか?
(2003.10.9 自然教育園)
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