先月中旬のことですが、浦安市内の公園で見たことがないトンボを見かけました。
もちろん、見たことがあるトンボはわずかなので、見たことがない種類のほうが、ず〜っと多いのですが・・・。
下の写真のトンボです(林の中で、あわてて撮ったので、ピントがぼけています ( 涙 )。

・翅の根元がオレンジ〜褐色になっている。
・体全体が黄色っぽくて、胸にくっきり2本の線が入っている
という条件を満たすのはなにか、いろいろ調べてみたところ、ネキトンボの未熟個体という結論に達しました。
ネキトンボという名前は、今回、初めて知りました。千葉県のレッドリストではAランク 最重要保護生物に指定されていました。そんなのが、埋め立て地の公園にくるのかなあ・・・という気もしましたが、他に該当するトンボが見当たりません。
さらに、「神戸のトンボ」の「成虫の生息環境と生態」のネキトンボのページhttp://www.odonata.jp/01live/Libellulidae/Sympetrum/speciosum_speciosum/index.htmlに掲載されている未熟なメスの写真にそっくり。またであった場所は、「樹林が隣接し、浮葉植物が繁茂する池を好んでいる」というネキトンボの生息環境の説明にもぴったり。
埋め立て地という人工の土地では、豊かな山野などがある地域と比べると生き物の種類は限られていますが、トンボは開拓精神が旺盛なのでしょうか。小さなビオトープができると、すぐに、いろいろなトンボがきてくれるようになりました。いったい、どこで情報を仕入れてくるのでしょうか。不思議です。
ギンヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、アオモンイトトンボなどは、池で繁殖しています。千葉県の重要保護生物に指定されているムスジイトトンボも今年繁殖が確認できました。同要保護生物指定のアオイトトンボは昨年産卵行動を確認し、今年は、6月、7月通常的に姿を確認していますので、恐らく、繁殖していると思われます。アキアカネ、ナツアカネ、ウスバキトンボの姿も見かけます。先日は、チョウトンボも姿を見せてくれました。
ネキトンボは、まだ1回しか出会っていませんが、定着してくれるといいなあと願っています。
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