2009年11月16日

オクラの花

Okurahanahos

 先週、松戸市の21世紀の森公園に行った時に撮ったものです。
里山の風景を演出する畑があっていろんな作物が植えられていますが、もう秋も終わりの季節になり、ほとんど刈りとられていました。その中で、少しですがオクラの花がきれいな花を頑張って咲かせていました。

 黒みがかった赤紫色の柱頭とその周りを取り囲む雄しべの先の花粉の黄色のコントラストが、とてもきれいでした。

 種をとるために成熟させていると思われる実もたくさんついていました。普段食べているオクラからは想像できない巨大なオクラでした。

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2009年10月25日

富士見高原の赤い実青い実

 富士見高原では、アオハダ、サワフタギ、ズミ、ダンコウバイ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ノイバラ、ムラサキシキブ、ヤマガシュウなど、カラフルな実を付けている木がけっこうあって、目を楽しませてくれました。

 

アオハダ(モチノキ科)

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サワフタギ(ハイノキ科)

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ズミ(バラ科)

 多くの実が黄色で赤は少しだったので、色が抜けて黄色になったのかなあと思いましたが、図鑑を見ると、黄色に熟すものもあるとのこと。

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ダンコウバイ(クスノキ科)

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ツルウメモドキ(ニシキギ科)

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ニシキギ(ニシキギ科)

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ノイバラ(バラ科)

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ムラサキシキブ(クマツヅラ科)

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ヤマガシュウ(ユリ科)

 黒い実がついていたので、遠目にシオデかなあと思って近づいてみたら、鋭い刺がたくさん付いていました。引き寄せてよく見ようと思っても、刺の間隔が狭くて持てるところがみつからず、できるだけ刺のないところに触れたのですが、チックと痛かったです。図鑑をみたら、ヤマガシュウでした。

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 前日行った入笠山では、ナナカマドの赤い実が目立っていましたが、富士見高原の彫刻の森では、目につきませんでした。

入笠山のナナカマド

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富士見高原の紅葉

富士見高原の彫刻の森に行ってきました。
カラマツがメインの林に彫刻が30程展示されていました。斜面をかなり歩いて登ったところにあるので、訪れる人も少なく、静かでいいところでした。
カラマツの黄葉は盛りを過ぎていましたが、ダンコウバイがたくさんあり、黄色に輝いていました。ヌルデの紅葉も、黄色から朱色へのグラデュエイションが見事でした。

ダンコウバイ

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ヌルデ

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2009年8月 8日

ネキトンボ現れる!

 先月中旬のことですが、浦安市内の公園で見たことがないトンボを見かけました。
もちろん、見たことがあるトンボはわずかなので、見たことがない種類のほうが、ず〜っと多いのですが・・・。

 下の写真のトンボです(林の中で、あわてて撮ったので、ピントがぼけています ( 涙 )。

Nekitonbo

・翅の根元がオレンジ〜褐色になっている。

・体全体が黄色っぽくて、胸にくっきり2本の線が入っている

という条件を満たすのはなにか、いろいろ調べてみたところ、ネキトンボの未熟個体という結論に達しました。

ネキトンボという名前は、今回、初めて知りました。千葉県のレッドリストではAランク 最重要保護生物に指定されていました。そんなのが、埋め立て地の公園にくるのかなあ・・・という気もしましたが、他に該当するトンボが見当たりません。

 さらに、「神戸のトンボ」の「成虫の生息環境と生態」のネキトンボのページhttp://www.odonata.jp/01live/Libellulidae/Sympetrum/speciosum_speciosum/index.htmlに掲載されている未熟なメスの写真にそっくり。またであった場所は、「樹林が隣接し、浮葉植物が繁茂する池を好んでいる」というネキトンボの生息環境の説明にもぴったり。

 埋め立て地という人工の土地では、豊かな山野などがある地域と比べると生き物の種類は限られていますが、トンボは開拓精神が旺盛なのでしょうか。小さなビオトープができると、すぐに、いろいろなトンボがきてくれるようになりました。いったい、どこで情報を仕入れてくるのでしょうか。不思議です。

 ギンヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、アオモンイトトンボなどは、池で繁殖しています。千葉県の重要保護生物に指定されているムスジイトトンボも今年繁殖が確認できました。同要保護生物指定のアオイトトンボは昨年産卵行動を確認し、今年は、6月、7月通常的に姿を確認していますので、恐らく、繁殖していると思われます。アキアカネ、ナツアカネ、ウスバキトンボの姿も見かけます。先日は、チョウトンボも姿を見せてくれました。

 ネキトンボは、まだ1回しか出会っていませんが、定着してくれるといいなあと願っています。

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2009年4月19日

イチョウの雄”花”

 やさしい緑色の新葉をつけたイチョウの中で、なにやら色合いが違うイチョウの樹が目につきました。近づいてみると、短枝の先に、鈴なりに雄”花”を付けていました。

Ichouosukajo090415

 雄”花”といってもほんとうの花ではなくて、花粉が入っている袋が2つ付いた雄しべ状のものがたくさん集まったものです。この花粉の袋が付いている先端の形がいろいろで、この部分はなんだろうと不思議に思っていたら、下のようなものがありました。

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 奇形の葉のようなものの先に花粉の袋がついていました。もとをたどれば、葉なんですね。

 そこで調べてみたら、雄しべ状のものは、花粉の袋をつけた鱗片葉で、雄”花”というか雄花序に似ている鱗片葉の集まりを、正式には、「雄性胞子嚢穂」と呼ぶのだそうです。確かにそういう目で見てみると、イチョウの未熟な「雄性胞子嚢穂」は、ツクシの頭の部分に似ていますね。

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2009年4月10日

カラスザンショウの葉痕と冬芽

 4月も3分の1が過ぎ、新芽、新葉の季節ですが、おもしろ顔を発見したので、ご紹介します。

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 カラスザンショウの側芽です。頂芽は、葉を展開し始めていましたが、側芽はまだでした。もしかしたら、頂芽や先端に近い芽にトラブルがあったときでないと出ない芽なのかもしれません。

 カラスザンショウの冬芽と葉痕は、葉痕が丸くて大きく白っぽいことが多いので、写真に撮ると白っぽくなってしまったり、ボヤッとした感じになってしまうことがほとんどで、難しいです。

 クッキリした写真を撮ろう、今度こそと思いつつ、4枚とも今ひとつでした。写真のできは不満足なのですが、表情がおもしろいので、アップしてみました。

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2009年4月 7日

ハランの花・実 その2

 ハランの花と実の続きです。花と実を半分に切って、中をみてみました。

 花は縦に切ってみました。

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 雌しべの大きな柱頭の下の空間に、雄しべが花披から突き出ていました。全部で8本ありました。太い花柱の下部、破線で囲ったところに子房があり、胚珠が見えました。花披の下に薄い苞がついていました。全部で5枚ありました。

 ところで、ハランは地下茎で増えるので、近くの花は同じ株の花である可能性が大だと思います。花粉を運んでくれるのが、地面にいるアリやダンゴムシやナメクジなどであるとしたら、花から花へ、更に別の株の花へと花粉を運んでくれることはあまり期待できそうもない気がするのですが・・・・。でも、自家受粉でいいのであれば、こんなめんどくさい(?)構造になる必要はないように思えるし・・・・、不思議な花です。

 地面すれすれに咲いていて、大雨になったらどうするのでしょうか。ハランの葉の陰で大丈夫? 雨水が地表を流れてきたら、”地下室”が水浸しになってしまいそうです。花披がとじたりするのでしょうか。

 実の方は、横に切ってみました。

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 大小5個の種子と未発達のものが3個確認できました。胚珠は8個なのでしょうか。

 花も実も一つずつしか観察していないので、またもっとよく見てみようと思っています。

 

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2009年4月 4日

ハランに花が、実が!

 ハランは、普段から見慣れているものなのに、恥ずかしいことに、花が咲くとは、全然思もよりませんでした。知人からハランの花の話を聞いて、ハランがあるところに行った時に、試しに株元を覗いてみました。

そうしたら・・・、覗いたとたんに、地面の上に、ころんと緑の丸い玉が見えました。え、これ実!

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 実があるということは、花が咲いたことがあるということで、どうして、今まで気が付かなかったのかなあ・・・、もう花は終わってしまったのかなあと思いながら、さらに葉を持ち上げながらあたりを覗くと、今度は、紫色のものがありました。

 あった! へー、これがハランの花! ちょっと雰囲気がカンアオイの花に似ています。ひとつ目に入ると、ここにも、そこにもと見つかりました。結局、だいたい30×80cmの株に7個ほど咲いていました。枯葉をかき分けてもっとよく探したら、もっとあったかもしれません。

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 それにしても、今までだって、草取りをしたり枯れた古い葉を取り除いたりして、けっっこう株元を見ていたはずなのに・・・・。  意識して見ないと、目に入らないものなのですね。

 花は、花披の先が8裂になっています。でもそこから先、どういう構造になっているのか、見ただけではよくわかりません。ネットで検索してみましたら、すごく詳しく観察していらっしゃる方がいらっしゃいました。http://homepage2.nifty.com/hih/haran.htm どんと花の真ん中に拡がっているのは花柱で、その下に空間があって、雄しべはそこに隠れているということです。花柱も4数性のようで、ユリ科って3数性だけではないのですね。

 花と実をひとつづつもらって来ました。知人に見せた後、切って中を見てみようと思います。

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2009年4月 3日

たぶんタヒバリ・・・・

 今日は、お天気が良かったので、浦安市の総合公園に行ってみました。

 芝生では、ツグミやムクドリ、スズメ達がエサをついばんでいました。近づくとスズメ達がさっと飛び立って少し離れたところに移動しました。なんかスズメっぽくないような気がしたので双眼鏡で見てみると、スズメではありませんでした。薄茶系の地味でシックな鳥です。お初におめにかかる鳥でした。なにかわからないので、とりあえず、写真を撮ろうとしたのですが近寄らせてくれません。じっと立っていると、なんとか写る距離まで寄ってきてくれたので、ぼけてますが写真が撮れました。

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 帰宅後、写真と記憶をたよりに調べてみたら、タヒバリのようです。ビンズイというよく似た鳥がいるとのことですが、目の後方に白い斑がないようにみえること、胸が淡く橙色帯びていたこと、いた場所が芝生広場で開けたところだったことから、たぶんタヒバリだろうと思っています。あっているでしょうか。

 タヒバリは、冬鳥ということなので、北への旅立ちに備えて栄養補給にやってきてくれたようです。

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 境川の河口では、潮が引いて顔を出している護岸の積み石のところで、おなじみのオオバンたちが海藻を食べていました。

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2009年4月 2日

気の早いオオムラサキの花

 道を歩いていて、目の端にピンク色のものがひっかかりました。

 歩道の横は、オオムラサキの植え込みになっていました。なんと地面すれすれのところで、オオムラサキの花が咲いていました。その前後にも、やはり地面すれすれに膨らんだつぼみの姿がありました。植え込みの上の方は、当然のことながらつぼみはまだ膨らんでいません。

 どうも南東向きで日当たりがよい上に、地面からの放射熱で、早合点してしまったようです。

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